黒にんにくは甘いお味がしますので、糖尿病への影響が気になるかと思います。以前、糖尿病を患っていらっしゃるお客様が黒にんにくを食べた時と食べなかった時でご自分の血糖値の変化を測定してくださったことがあります。それによると、黒にんにくを食べた時の方が血糖値が下がったという結果でした。実際、黒にんにくの甘さのほとんどは果物に多く含まれる「果糖」と呼ばれるインスリンを必要としない糖分で構成されています。さらに、血糖値を下げる効果が報告されている「イソロイシン」が黒にんにくには豊富に含まれています。ただ一方で、黒にんにくにも含まれる別のアミノ酸「システイン」には、多く摂取することでインスリンの分泌を抑制する可能性があるとの研究結果も出されているため、黒にんにくをお召し上がりになる前には必ず担当医師に相談することを強くお勧めいたします。